もとじろうです!
以前にも訪れた蕃山へまた行ってきました。
蕃山(ばんざん:355m)は仙台中心部からも気軽に行くことができる低山です。
前回は史跡めぐりでしたが、今回は山歩きを目的として行きました。
3つある主なピーク、蕃山、西風蕃山、蛇台蕃山をそれぞれ回ります。
大梅寺~蕃山
登山口はいくつかありますが、前回同様、ふもとの大梅寺から登ります。
目の前には仙台駅からのバス停もあります。
駐車場は主にこちらの東と北があり、北の方が広そうなのですが、長いルートを歩きたいので東を選びました。
天気のいい土曜日でしたが、先に来ていたのは2台ほど。
お寺を介さずに山へ向かう道もありましたが、せっかくなので寄っていきます。
大梅寺名物の羅漢像がお出迎え。いい感じに木漏れ日が照っています。
仏像の苔むし具合がいいですね。
さて、登山口の写真を撮らずに来てしまったのですが、場所は前回の記事をご参照ください。近くにトイレがあります。
初めは急な階段が続きますが、10分ほどで最初のピーク小畑山(208m)に到達。付近のお地蔵さんが目印です。
ただ、ここは藪に囲まれて何も見えません。山頂というより蕃山の肩といった感じですね。
崖になっているようなところも。
所々にいるお地蔵さん。こちらは頭がとれてしまったんですね。
木漏れ日が綺麗。
途中、大きな岩を両手足で登る箇所もありました。
途中にある住職の墓。
3月の地震で墓石が崩れてしまったようです。
下が前回来たときの写真。
お地蔵さんも高い位置にあったんですね。
ほどなく左手に、太白山を向くお地蔵さんが現れます。
写真では見えづらいですが、ピラミッド型の山が見えます。
この日、本来は太白山へ行くつもりだったのですが、3月の地震により立ち入りを禁止(2022/10/1時点)しているようで急遽、蕃山へ変更しました。
山頂へ到着。遠くに船も見えます。
こちらは大梅寺を開山した雲居禅師を祀るお堂、常寂光塔。
お堂に変わりはありませんが、灯篭が一基倒れてしまっていました。
地震の大きさを思わされますね。
堂内には雲居禅師と、盗賊から改心した蕃二、蕃三郎の三体の像があります。
少し戸を開けて覗かせてもらいました。
西風蕃山~蛇台蕃山
さて、今回はここからさらに西風(ならえ)蕃山、蛇台(じゃだい)蕃山へと向かいます。
まずは尾根伝いに西風蕃山へ。
木々の隙間から遠く泉ヶ岳が見えます。
ユウガギクという花でしょうか。
鉄塔。
愛子の町並みと、奥にポコポコとした七つ森が見えています。
大観音もいますね。少しだけ。
これを見て初めて「ならえ」って読むのだと知りました。
くねくねの木。
今度は電波塔が現れます。
好みは分かれると思いますが、山の中に巨大人工物が現れるのって僕は割と好きです。
西風蕃山(372m)の山頂。蕃山よりも高いですが、こちらは木に囲まれていました。
最後の蛇台蕃山へ向かいます。
また別の電波塔が待ち構えています。
西風蕃山から蛇台蕃山へは主に2つのルートがあるようで、北は尾根伝い、南は少し谷へ降りて再び登ります。
僕は尾根伝いに行くつもりだったのですが、南のルートに来てしまっていました。
今までの道と比べると鬱蒼としてきます。
このあたりは道がわかりづらくなってくるので、アプリで位置を確認しながら慎重に進みます。
斜面を進んで行きます。このあたりは雨の日は滑り落ちそうでした。
谷を越えていきます。枯れ沢っぽい感じですね。
今度は一転登ることに。ロープがさげられています。
土を被った木。なんだかグロテスク。
ここを登れば山頂なはず…!
来ました蛇台蕃山(366m)
錦が丘の町がすぐ目前に見えています。
南には萱ヶ崎山(379m)が見えます。
初め蕃山かと思って「あそこから来たのか~」なんて感慨にふけってましたが、見事に違ってましたね。
西風蕃山から尾根伝いに行けるようで、木が横並びになっているのが見えました。
さて、今度は北側ルートを通って西風蕃山へ戻って行きます。
西風~蛇台間は倒木も多く、他と比べて鬱蒼としています。
巨木の亡骸。空洞になっています。
小動物とかがいたらいいんですけどね。この中で熊が待っていたら怖いですね。
日も傾き始めたので急ぎます。
無事登山口へ戻りました。
今回、萱ヶ崎山はパスしましたが、次は行ってみたいですね。
300m程度の低山でしたが、山頂をいくつか回れるのが楽しかったです。
縦走というほどのこともないですが笑
山歩きに興味を持ち始めたので、ひとまず低山を中心にやっていこうと思います!
近くの権現森に登って来ました。