さて、
3カ月前に行った場所ですが、記事にしていなかったので。
宮城県色麻町(しかまちょう)のディープスポットを紹介していきます。
出発~愛菜ハウス
この日は昼過ぎの出発でした。
目的地は決めていなかったので、とりあえず仙台から北へ向かってみます。
行けば何かしらあるだろうと。
10月だったので、新米を手に入れるというミッションだけはありました。
まだ昼食をとっていなかったので、
「そば処葉菜」さんへ寄ります。
自家製手打ち麺のおいしいそばでした。
写真撮れば良かった…。
ここの通りは「羽後街道」というんですね。
さらに北へ進んで…
着きました。愛菜ハウス。
農産直売所ですね。
地元の新鮮な野菜や果物が手に入ります。
ここに瓶詰めのトマトケチャップが売っているのですが、
これがめちゃくちゃ濃厚でうまい!
愛菜ハウスへ行ったらケチャップです。
無事に新米を手に入れるミッションも達成し、
どこへ向かうか考えます。
するとあるんですね~、こういうところに地元のフリーペーパーが。
地元スポットを紹介するフリーペーパーを見つけたら、
見境なく奪って頂いてきます。
仙台にいたら絶対知ることの無い情報が載っているので重宝します。
3カ月も前のことなので捨ててしまいましたが(おい)、
手書きのフリーペーパーに紹介されていた遺跡を目指します。
念南寺古墳群
初め読み方がわからなかったのですが、
念南寺(ねやじ)というそうです。
それにしても古墳群とは…これはもう行くしかない!!
フリーペーパーの地図を頼りにしますが、
場所が若干の曲者…。
しかしアホみたいに行きづらいのが、ディープスポットの魅力でもあります。
初めは、愛宕山公園の南の道路を東側へ走って、あとは図のようにくねくね行きます。
黄色の矢印からは「ここ進んでいいの!?」ゾーンです。
赤丸のとこに小さい墓地があり、その前に車を停めるスペースはあります。
歩いていくならここが最後ですね。
矢印の先です。
ちっちゃく見えているのが念南寺古墳群の案内標識です。
ここはまだ序の口です。
進んだ先にやがて森の入り口が現れます。
もはやGoogleマップでも行くことのできない領域です。
森へ突入する際は、パンクに気を付けて低速で進みましょう。
もし対向車が来たら何とか乗り切りましょう(無責任)。
不安を押し殺し、自分を信じて進めば現れます。古墳が…!
小さな社が構えてありました。
駐車スペースです。
割と広くて何台か停められます。
駐車スペースからの古墳への入り口がまたちょっとわかりづらい…
こちらです。
もうなんかめちゃくちゃに神々しい!
階段を上ったところ、前方後円墳の円の上です。
中央がさらに盛り上がってます。写真だとわかりづらい…。
右の方に石碑が二つ見えているのですが、
地元のお坊さん(念南寺だったかな)がこの場所を守ってきた
みたいなことが書かれてます。解読が難しかったので違うかも。
なんとハート模様の石が…!!
ここにきて突然のラブリー。いいことありそう。
祭事に使ったのでしょうか。水を湛えていたのかな。
上は丸く空いてます。
ああ~『もののけ姫』のシシ神の住居? みたいだなあ。
あのデイダラボッチになったりシシ神になったり、
シシ神になったりデイダラボッチになったりするところみたい。
舞台は完全に『もののけ姫』
木霊も出てきそうですね。
1500年の、太古の息吹が吹き抜けていくようです。
それにしても当時は、古墳自体に木は生えてなかったでしょうから、その後に芽を出して森になったと思うと感慨深いですね。
時の流れというのはすごい…。
まとめ
念南寺古墳は、
前方後円墳としては長さ56メートル、高さ7メートルもあるようです。
かつてはこの土地を豪族が治めていたようですね。
色麻町がそんな土地だったなんて…。
念南寺というお寺は、今ではもう無くなってしまったみたいです。
ちなみに古墳群の名の通り、
周りに直径10メートルほどの円墳が20基以上あるようなのですが…
よくわかりませんでした!(おい)
目が利く方はぜひ探してみてください。
それとフリーペーパーなど旅先での情報を頼りに、
目的地を決めると楽しいですよ。
家にいては得られない情報はたくさんあります。
本当は他の遺跡もやりたかったのですが、
長くなりそうなので次回ということで!
追記
駐車場にあった社は、薬師堂でもとは墳頂に立っていたそうです。
それで墳頂が少し盛り上がっていたんですね。
ですのでハート模様の石は、その頃に使われていた手水鉢だと思います。
また、訪れたわけではありませんが、花川河川公園の西の田園地帯、新大坊という区域に古墳群が残っています。
色麻古墳群というそうで、Googleの航空写真で見るとわかりやすいです。ポツポツしたものがあります。
もとは500基あまりあったものが、現在は10基あまり残すのみになったそうです。