もとじろう旅ブログ

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重さ10トン!日本一の亜炭塊 「三本木亜炭記念館」

宮城県 大崎市三本木町(さんぼんぎちょう)の道の駅、

「三本木やまなみ」に隣接しています。

正式名称は「大崎市三本木亜炭記念館」のようですね。

 

道の駅と博物館が隣接しているなんて素晴らしいですよね~。

運転の疲れを癒しながら、気軽に見学できます。無料です。

僕は色麻町の遺跡めぐりの帰りに寄りました。

 

記念館では三本木町の亜炭の歴史について知ることができます。

亜炭てなんぞや。

 

はい、何となく耳にするけど、僕もほとんど知ったかぶりでした。

亜炭(あたん)

石炭のうち、褐炭の一種で、炭化度が低いもの。

だそうです。

簡単に、石炭の亜種という認識でいいんですかね?

石炭と比べて劣っているわけではない、とも書かれていた気もします(適当)。

 

 

大崎市三本木亜炭記念館

 

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はい、どーん

でけえ…!

入口でこいつがいきなり待ち構えてます。

スーパーマリオドッスンみたいですよね。天井の穴から隙を突いて襲ってくるのですかね(適当)。

 

これが重さ10トンで日本最大の亜炭塊だそうです。

とにかく重量感が半端ないです。

こんなんキノコで増強してても一発で無理です。

 

…はい、では展示室へ。

 

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坑道内の採炭の様子が再現されています。

とにかくクオリティがすごいです。

ここまでリアルだとイメージもしやすいですよね。

 

上の説明に「沿層坑道掘進切羽」とありますね。

採炭の方式を言うようで、地形に合わせて様々な方式があるようです。

 

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亜炭を運んでます。

丸太がいいですよね。丸太が。

ちなみに中には入れません。手を伸ばして撮ってます。

 

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掘ってます。

周りは亜炭だらけ。

 

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重労働ですね。

酸欠にならないための対策や

防火対策などについて説明されています。

 

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こちらは用具資料の展示です。

 

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コールピックです。

亜炭を掘るやつです。

 

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出ました!発破器と火薬箱!

発破器のアナログなメカ感がいいですよね。

でもこれらの道具の裏には重大事故の歴史があったりもします。

 

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カンテラです。

カンテラの火は出坑前に消せ」とありますが、

どういうことでしょう?

外へ出るときに引火の危険があるのでしょうか。

無駄に油を使うなということでしょうか。

 

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なにげにこれがびっくり。

めちゃくちゃスケールでけえな!

人形の展示はほんの一部分なわけですね。

通気のシステムなど精巧に計算されていたようです。

暗い洞窟での酸欠なんて怖すぎですからね…。

 

この他に人々の暮らしや、

亜炭の生成の仕組みについて詳しく解説されています。

三本木町の亜炭は質が良いため、たくさん掘られたみたいですね。

 

また、三本木町に限らず「仙台亜炭」と呼ぶほど、

仙台での産出が多かったみたいです。

台の原、八木山、根白石などでも掘られていたんですね。知らなかった…。

 

17時の閉館で時間は短かったのですが、

なかなかの情報量で勉強になります。

 

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入口にはこんなオート三輪もありますよ~。

この色、この色なんだよなあ。

 

さて、満足して「三本木やまなみ」へ戻ります。

 

道の駅 三本木やまなみ~豆坂温泉 三峰荘

道の駅では何も買ったり、食べたりしなかったのですが(おい)

「防災情報ステーション」というのがありまして、

そこにフリーペーパーがめちゃくちゃ置いてあるのです。

旅先での情報収集が大事です。

密かな道の駅ブームなんてのがあったりして、

各地の駅を回るのも面白そうですね。

 

ちなみに皆ソフトクリーム食べてたのですが、あれがおいしそうでした。

 

帰りは「豆坂温泉 三峰荘」へ。

「とうはん?」と思いきや「まめさか」で合っているみたいです。

広々した座敷でご飯食べられます。

温泉は正義です。

 

まとめ

「亜炭記念館」は17時で閉館ですが、

県北から仙台へ帰る方はちょっと寄ってみるのもいいと思いますよ!

無料で見られてなかなか濃いです。

道の駅で買い物もできますし。(してないけど)

 

炭坑の歴史に改めて興味が沸きました。

仙台にもいろいろあるみたいですね。

これからまた行くところが増えそうです。

 

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