もとじろう旅ブログ

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【会津若松】著名人らが愛した『東山温泉』 町歩き

こんにちは、もとじろうです。

 

久々の県外旅行へ行ってきました。

訪れたのは小学校の修学旅行以来の、福島県会津若松市です。

僕にとっては約20年ぶりの会津だったのですが、変わらない風景に懐かしい気持ちになりました。小さい頃の自分の足跡を辿る旅になりましたね。

 

全部で4日間まわったのですが、まず初日は東山温泉を訪れました。

弾丸にはなりますが、仙台からの日帰り入浴も可能です。

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写真は東山温泉、バス待合所

 

 

会津旅の始まり

仙台から会津若松へ行く方法はいくつかありますが、安くて早いので高速バスにしました。

仙台駅の東口を9:20に出発。

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郡山まで南下し、西へ向かうと途端に雪が増えます。

行くまで少し疑っていたのですが、やはり磐梯山から西は雪が多いですね。

 

12時少し前に到着。

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おお、これは懐かしき会津若松駅………………!!………………………………????

そもそも小学生のとき、この駅に来ていたか覚えていない笑

右に見えているお城のようなものは、地下道の入り口です。こういうちょっとした建物も凝っていますね。

 

僕は旅行の計画を練るタイプではないので、まず案内所で相談します。

そこで教えてもらったのが東山温泉

全然知りませんでした。地元で得る情報って大事なんですよね。

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フリーペーパーもいろいろ貰います。ネットでは到達しにくい情報も、わかりやすくまとめられているので重宝します。

 

さて、温泉街へは周遊バスで簡単に行くことができます。

市内には『イカラさん』『あかべえ』というバスが巡回しているので便利です。

どこまで乗っても一律210円。しかもQRコード決済に対応しているので驚き。

 

『ハイカラさん』は小学生のときも走っていたのを覚えています。

もっとレトロな車体でしたね。乗れば良かったな。

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3回乗る場合は一日乗車券が安くなります。

ちなみに僕はこれを買って損しました。(計画を練るって大事)

 

著名人らが愛した東山温泉

駅前バスプールから乗ること約20分。

東山温泉駅』というバス停で降りました。手前の温泉入口からも歩いて来られます。

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バスはここで折り返していきます。

 

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もうすでに期待度が高い。

ページトップの待合室もこの場所にあります。

 

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まずは案内所で日帰り入浴ができる場所を聞きます。

共同浴場は無く、安いところで500円、だいたいが1000円以上でした。

明るいうちは町歩きしたいので、今回は夜までやっている『原瀧』(1100円)に決めました。ここは要事前予約です。

 

町歩きを始めると、旅館が並ぶ風景が現れます。

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会津にこんな温泉街があったなんて知りませんでした。

山間の、雪に隠されたような別世界に、なんだか不思議な思いがします。

 

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この旅館がまた風格あります。

 

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川が間を流れているのも良いですね。

 

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右の建物の壁に土方歳三の顔が見えていますが、彼は戊辰戦争で負傷すると、ここへ湯治に来ていたそう。

 

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共同浴場はありませんが、足湯があります。ただ冬季休業でした。

 

さて、まだ何も食べていないので、写真に見えている『よしのや』に入ります。

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ご夫婦が経営されている昔ながらの食堂といった感じで、良い雰囲気のお店です。

 

食べるのはこちらの会津名物。

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『食べる前からうまいことが決定されているソースカツ丼』900円

余計なことをしないシンプルなソースカツ丼で、こういうのが一番うまいんだと思わされます。個人的な会津ベストはここでした。

 

それにしても、修学旅行で会津に来たときはソースカツ丼が名物だなんて言っていたかな?

まだ今ほど推してはなかった気がします。先生も含めて喜多方ラーメンを食べることしか頭にありませんでした。

 

町歩きを再開します。

足湯のあるところから、いい感じの坂を登っていきます。

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まさしく、こういう風景を欲していました。

 

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振り返ると副長がこちらを見ています。

 

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登った先で目を引くのがこの鳥居。

見たことないくらいデカい扁額が掛かっています。

こちらは羽黒山 湯上神社。温泉街の鎮守でしょうか。

気になりますが、階段が1200段以上あるそうで、雪が覆っているので諦めました。

 

予約していた原瀧へ向かいます。

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射的のお店があります。珍しいですね。

 

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日が暮れて明かりが灯ると、またいい感じです。

 

竹久夢二は何度か東山温泉に来て『宵待草』の詩を詠んだり、絵を描き残したそう。

このあたりに歌碑が建っていたようですが、雪のためか気が付きませんでした。

 

また、手塚治虫もこの温泉街へ来て漫画に残しているようです。

著名な作家らを刺激するだけのものが、この温泉街にあるのはよくわかりますね。

 

木に隠れてますが、遠くに見えている建物が『原瀧』。

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さらさらとした泉質で、露天風呂の眺めが良かったです。


ちなみに東山温泉は、行基が発見し、開湯したと伝わるそう。ただ行基の開湯が伝えられる温泉地は全国にあるものの、明確な資料は無いそうで、どこまで本当かはわからないみたいですね。

 

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風呂を出るとすっかり夜に。

夜の町の様子も撮りたかったのですが、一時的にスマホの充電が落ちてしまいました。本当にもったいない…。

 

ここで最終のバスを待ちます。

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この待合所でバスを待つという幸福。

 

乗客は僕だけ。会津若松駅へ戻って行きます。

 

さて、あえて省いたのですが、昼食のあと松平家の廟所へ行ってきました。

次はそちらを紹介します。